「理由(ワケ)を語り合えばなんとかなる」
理念は浸透しない、相手の大切にしているもの(コト)は尊重するものだ。
経営者の経営(企業)理念に加え、社員さん一人ひとりの人生の理念を明確にすることの重要性を現場で学びました。
人生理念、その人(社員さん)が最も大切にする生き方・働き方と定義し、社員さん一人ひとりが理念を明確にするワークに取り組んで頂きました。
人生理念を明確にする上で、社員さんから象徴的な質問をいただきました。
・もし社長の大切にする理念と私の理念が違ったらどうしたら良いのですか?
あなたなら、この質問にどう答えますか?
前回のブログでもお伝えしましたが、
https://missioncompany.themedia.jp/posts/859008(リンク)
お互いの理念が良いとか悪いとか評価・判断するものではなく
その人(法人)が大切にする価値観・信条として尊重し大切にすること。
人それぞれに想いがあり、理念の文言が同じということ自体、あまりないのです。
本質的な点で見ると、理念の表現は一つの方向に向かって表現しているという言い方もできるのですが。
人の数だけ理念がある。
明確になった人生理念は、その人が大切しているものなので「尊重」するもの。
そして、なぜその「理念」を大切にしようとするのか、その理由(ワケ)を語る。
求人広告で「わが社の理念に共感してくれる人を求めます!」という文言を見受けます。
このメッセージは至極当然なのですが、あなたはこのメッセージからどんな印象を受けますか?
初めて出逢った人から私の大切にしている理念はこうです。共感してもらえますか?
いきなり言われたら、心の中に苦しさや葛藤を感じませんか?
私が大切にしている「理念」は○○です。
なぜ大切なのかというと~~だからなのです。
◇◇な経験があったからこそ、この理念を大切だと思えるようになりました。
その人がその理念を大切にしようとしている「理由」を聴くと、
その「理由」は理解できると思いませんか。
「人の話はよく聴きなさい」とは、よく言ったものです。
「聴」という字の意味は、耳だけではなく、目と心も十分に使って聴くのだと学びました。
コミュニケーションの世界で「信頼関係を育む原理原則」として、よく言われることがあります。
「人は自分のことを理解しようとしてくれる人のことを信頼する」
理解とは、評価や判断するものではなく、肯定や受け入れることでもない。
ただ、理解すること。
その人が大切にする理由を「そういう理由なんだ」とただ知るということ。
お互いが理念を大切にする理由を語り合うことで、
お互いがお互いの理念を尊重し、信頼関係を深めていく。
そのプロセスで緩やかに理念は共有されていく。
つまり、大切にされていく。
こんな現象を現場で体験しました。
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