ある企業の後継者とセッションを行いました。
後継者としての責任感・義務感を強く持ち、
あらためてご自身の理念を明確にするためです。
歴史のある企業を受け継ぐ「後継者」は、
当事者でなければ決して分からない様々な想いと葛藤を抱えながらも
前進することのみを考えておられます。
「自分を信じてがんばれ」
「あなたが幸せになれば、みんな幸せになれる」
そう発言されたとき、目に涙をためていらっしゃいました。
その言葉の根底には、創業者であるお父様への愛と感謝の気持ちがありました。
義務感や責任感からではなく、
その方がもともと持っておられた純粋な想いを言ってもよいとご自身に許可を出されたのです。
人が愛を思い出し、感謝の気持ちが湧き上がるとき、
自然に勇気や希望、そして解放感を覚える。
力みのない優しい表情が印象的でした。
理念を大切にしようとする経営者の想い触れられる素敵な時間でした。
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