「体言葉」をご存知でしょうか。
あの人は頭がキレる
胸がわくわくする想いだ
あのことを考えると頭が痛い
あそこに行くのは足が重い
腕を上げる
手間をかける
体の部分が入った慣用句、ことわざ、
故事成語はたくさんあります。
これらの言葉は私たちの日常の暮らしに
根付いていますね。
日々、経営者のお話を伺う中で
「体言葉」はよく出てきます。
・社員には頭が下がる想いだ
・堂々と胸を張って仕事しよう
・プロジェクトを無事に終えて胸を撫で下ろす
・あのことを考えると頭が痛いよ
「身体心理学」という学問も存在します。
通常の心理学との違いは、
人が直面する様々な事象を
心理的な洞察だけでなく
体の反応から読み解こうとする学問です。
胸が躍るとか、腕が鳴るなど
肯定的な事象に対する体の反応は
ぽかぽかと熱を感じ
血流も良いと思います。
ポジティヴな感情も湧きあがります。
一方、
頭が痛い、気が重い、胃が痛い、足がすくむなど
否定的な事象は体が緊張して血流も滞りがちになります。
感情も後ろ向きな反応をしていると思います。
私たちは、
仕事で成果をあげるために
日々頑張っています。
気が乗らないことや苦手なことでも
やり遂げなければならない場面が多々あります。
どんな事象が目の前に起きても
前進して成果に結びつけようと頑張っています。
そんな時、自分の体の声に
耳を澄まして聴いてみては
いかがでしょうか。
首や肩、背中や胃などの部位にどんな反応があるか。
ちなみに、気が重い・気が重い・気が重いと
連続で呟いてみてください。
胃のあたりが反応しているのを感じられますでしょうか。
(やりすぎ注意です!)
逆に、胸が躍る・胸が躍る・胸が躍ると
連続で呟いてみてください。
胃のあたりがなんとなく緩む感覚を得られますでしょうか。
(やりすぎ大歓迎です!)
日々直面する様々な事象、
やらなければならないことなど
自分の体はすべてにおいて反応しています。
そして、成果に結び付けたいと
本能で思っています。
気持ちが大事とはよく言いますが、
その気持ちを表す体の反応を大切にすることで
気持ちも体も楽になり、
発想も行動も取りやすくなります。
これは理屈ではなく、
体感として現れます。
特に、困難な場面、
乗り越えなければならない場面などに直面した際、
体の声に耳を傾け、
反応している部位に手を当てて
肯定的な言葉を呟いてみてください。
(大丈夫、ありがとう、楽しもう、OK!等)
緊張していた自律神経が
副交感神経優位になってリラックスできると思います。
そして、血流も回復し、代謝があがります。
その結果、仕事のパフォーマンスも高まります。
経営者の方で以下の言葉を
良く述べられる方がお見えです。
ありがとう
お陰様
有難いね
大丈夫だよ
頑張っているね
感謝しているよ
これらの言葉は
体を緩めリラックスさせる効果があります。
体の声を聴き、
その部位に肯定的な言葉をかけると
リラックスしてパフォーマンスが高まります。
よろしければお試しください。
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